今回は最近お寄せいただいた問い合わせにお答えする形になります。
それは弊社の裁断機で切れるサイズです。
裁断商品としては0.5㎜厚から1.0㎜厚までとしております。
二次・三次加工向けの化粧裁ちの場合、1.5~2.0㎜厚までも社内で加工はいたします。
但し、この厚みになってくると刃物のテーパーがくっきり残り寸法精度も保てなくはなります。
商品として完結する場合は1.0㎜までと御理解願います。

最大寸法

扱う樹脂板が3×6、約910×1,820㎜なのでよく300×1,800㎜とか450×1,500㎜とか言われます。
しかし、社内裁断機ではその大きさには切れません。
理由は裁断機の刃物巾です。
下の写真をまずご覧ください。

刃物の巾が1,160㎜です。
つまり、差し込んで切れるものの巾、これの最大が1,160㎜なのです。
3×6板、1,820㎜巾のまんまでは差し込めないという事です。
910㎜巾を差し込んでカットします。
奥行きも1,100㎜です。
つまり最大で910×1,160㎜という事になります。

逆に生地を送る側のくわえ(押え櫛)の巾が35㎜です。
送り調節でそれ以下の数字も狙って切れますが、単純に当て切りする際の最小寸法は35㎜という事になります。

それ以上・それ以下を望む場合

まず、基本的には外部協力会社様の力を借りる事になります。
裁断系ですと、ギロチン方式とシャーリング方式があります。
シャーリングの場合、薄い生地はバリが酷くなって切れません。
生地厚は0.8㎜からになります。
そして長尺カットにも対応可能な外注様もございます。
厚みがあるのであれば、パネルソーなど丸鋸で切るという方法もあります。
逆にそれ以下の場合、トムソン型で抜いてみるとかトムソンの直線刃で刻んでみるとは色々やりようはございます。
PETやアクリルであれば、レーザー加工も出来ます。
ダメ元でも構いませんので是非ご相談下さい。

令和3年6月30日追記
0.8㎜以下、薄物0.5㎜厚の長尺カットが可能になりました。
詳しくはこちらの記事を御参照下さい。