はじめに
特別目新しい情報という訳ではありませんがと言う前提になりますが、ミラー・ヘアラインのシートカラータイプにアクリルを追加しました。
従来は主にA-PETの0.6㎜・1.0㎜厚でスモーク・レッド・ブルー・グリーンの4色で展開しておりました。
アクリル版はもう少し色数の選択肢も多く、近年アクリル系素材を取扱う機会も増えてきたという事もあります。
既に個別案件では採用実績もあり、満を持してという訳でもなくより丁寧な情報発信の一環として改めてWebサイト上でご紹介させて頂きたく今回の掲載の流れとなりました。
また、改めてお伝えは出来ておりませんが直近製造のサンプル帳からは徐々に掲載を始めております。
実際に確かめてみたい場合はサンプル帳のお取り寄せをお願い申し上げます。
アクリルの種類と色数
業界の常識は一般的には非常識という事も多々ございます。
そこで色数の説明をする前に、軽く弊社で取り扱っているアクリル系素材の種類と説明をさせて頂きます。
弊社では国内アクリル板素材メーカーで押出板とキャスト板の2種を取り扱っております。
押出板は主にアクリルを成形する際にTダイと呼ばれる型から押し出されロールを通して成型されます。
この為、押出板と呼ばれます。
メリットは比較的安価で板厚の精度が安定している事。
デメリットは分子量が粗い為、切削等の加工に難点があったりクラックや反りが生じやすい点です。
キャスト板はアクリルの原材料をガラス板の型に流し込み、挟んで成型するイメージからキャスト板と呼ばれております。
メリットは分子量が細かく硬いので切削等の加工製に優れ、クラックや反りが比較的ましな点。
デメリットは押出と比べると非常に割高で板厚の精度が悪い点です。
特にのこの板厚精度は1枚の板でも厚みムラが多く弊社の貼り加工との相性は正直宜しくはない点です。
ただ、キャスト板は色数が豊富にあります。
カラータイプに限定しての前提で種類別の色数は下記の通りです。（透明板は除く）
〇押出 ブラウンスモーク・グレースモーク
〇キャスト ブラウンスモーク・グレースモーク・カーマイン・ライトブルー・コバルトブルー
・グリ ーン・レモンイエロー
つまりアクリルタイプだと7色の可能となります。
但し厚みは2㎜・3㎜厚からの選択となります。
ミラー
ヘアライン
基本的には着色アクリル板の裏側にフィルム層となります。（バックサイド加工）
印刷される場合、表面はアクリルになるので通常のアクリル板への印刷方法で問題ありません。
また、キャスト板であればレーザーエッチング・彫刻で白く色付けできます。
最低ロットは3×6原板1枚分から。
ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
