不定期で続けております既存製品の底上げUP記事になります。
今回は弊社の主要商品とも言えるミラーシリーズにて、ノーマルミラー(MP-T)についてご説明したいと思います。
まず、大前提に弊社の製品はフィルムと樹脂板をラミネート(貼り合せ)して生産しております。
よく、板に直接蒸着処理をされていると思われておりますが、弊社では真空蒸着の設備はございません。
プラスチックフィルムを真空蒸着処理が可能な業者様に委託をしたミラーフィルムの状態のものを仕入れて各種樹脂板に加工しております。
もちろん弊社専属の設計です。
以前にご紹介したハーフミラー、MP-H18も同様にフィルム状が大元です。
ですので、製品紹介などにおけるMP-TやMP-HCといった表現はラミネート加工のフィルムに対する表現となります。
実際にご希望がある場合は、MP-TのPET樹脂板やMP-HCのアクリル樹脂板などの記述を頂けると助かります。
また、ご希望の厚みもおっしゃって頂ければよりベターでございます。
何を選択すればいいかわからない場合、実際の使用法・用途・ターゲットプライスなどをお聞かせいただければ当方より用途にあった組み合わせでのご提案をいたします。
今回はその中でもノーマルミラーをご案内いたします。
フィルムは易接着で透明度が高い番手を選択しておりまして、印刷適性に優れております。
易接着ですので、表面性は若干傷が入り易いかと思います。
あくまでユーザー様の使用感ではありますが、他社製のPVC多段プレス式のミラー板よりも傷が入りにくいとのお声もいただいております。
樹脂板とフィルムの層間接着は粘着での貼り合せとなっております。
この粘着も樹脂材料に特化したものを塗工しておりまして、樹脂・プラスチック特有のアウトガス現象にもしっかり適応しております。
また、粘着そのものの透明度も高いです。
G-PET樹脂やアクリル樹脂などの透明度の高い板へ加工し、高い透明度を逆手にとった背面鏡使いをされるユーザー様もおられます。
例えば、アクリル樹脂板へ加工した場合。
フィルム側は前でのように傷が入り易くなりますが、背面のアクリル樹脂板はアクリルの硬度そのままの使い方ができます。
場合によってはメーカー製のアクリルミラーよりコストメリットがある場合もございます。
反射率はフィルム側で80%の数値が得られております。(大阪産業技術総合研究所にて実測。)
また、ガラス鏡のメーカー様にて独自の測定をお願いした際に最高値85%との数値もでていますが、これは非公式となるのでご参考までに。
PVC、PET、アクリル、ポリカーボネートなどの汎用プラスチック板へのほとんどに加工できるのが最大の特徴です。
雑貨、販促、ノベルティ、ディスプレイ、DIY(工作)、アート作品など、様々な場面でのご活用をお待ちいたしております。