少し珍しい加工案件でしたのでブログUPいたします。

素材は2.0㎜厚のアクリルで、ミラーフィルムの番手はMP-HC(ハードコートミラー)でした。

それで何が珍しいかと申しますと、今回はミラーフィルムを表裏両面加工を希望された訳です。

そしてアクリルなので打ち抜きが出来ずレーザーカット加工となります。

>加工上でのポイント

・両面フィルム加工

・レーザーカット

>加工にあたって難しかった点

・小ロットのご希望なんですが、両面貼りをすると不良率が通常の2倍以上になるリスクがあります。

・従来表面反射のミラー板にレーザー加工する際には、反射を抑える意味で紙マスキングを別途加工してからの作業でした。
しかしレーザーが抜ける裏面はヤニのような水滴がつきやすくその水滴部分が黄色く変色してしまう事がネックとなりました。

>解決にあたって

・サンプル用にカット・ストックしてあったA4サイズが適量ありましたのでその中の数枚にフィルム加工し、いいとこ取りに致しました。

・レーザー加工業者様と相談し、半透明のPEマスキングであれば多少の水滴は出てもヤニのような変色にはなりにくいとのアドバイスを受けました。
該当する半透明のPEマスキングを在庫しておりましたのでそれを貼る事によって対応できました。

 

豊富な経験、技術を持った協力会社様のサポートと、ラミネート業として色んな材料を持っていた事から新たに仕入れや材料をつぶす事なく上手く対応できました。

弊社単独では出来ない事も優れた技術をもった協力会社様の外注ネットワークにて解決できる場合もあります。

詳しい用途は伺っておりませんが、両面で表面反射が欲しいとゆう事はレーザーマーカーやセンサー部品かなにかかと勝手に推測しております。

樹脂、プラスチックの素材のみならず最終加工まで一貫で対応できますので是非お問い合わせ願います。

レーザーサンプル1

レーザーサンプル2

 

レーザーサンプル3

レーザーサンプル4