レーザーカットが可能なグリッター
この度、光を当てるとキラキラ輝くグリッター素材をご紹介いたします。
通常広く入手可能なグリッター系のフィルム素材はPVC(塩化ビニル)素材がほとんどです。
勿論PVCでも問題なくご利用いただけるケースは多々あります。
しかしながら、アクリル板に加工してレーザーカットをする際に問題となります。
PVC素材はレーザーカットの際、人体に有毒な塩素ガスを出してしまいます。
また、塩素ガスによってレーザー機器を劣化させてしまいます。
この点からPVC素材はレーザー加工がNGとされております。
今回ご紹介する素材はPP(ポリプロピレン)製のフィルム素材になります。
PPは問題なくレーザー加工できる素材になります。
この点が最大の特徴と言えます。
シルバー・ゴールド・ブロンズの3色
基本の色はシルバー・ゴールド・ブロンズの3色になります。
・GL-S(グリッターシルバー)
・GL-G(グリッターゴールド)
・GL-B(グリッターブロンズ)
粘着ラミネート加工素材
冒頭にアクリルのレーザー加工を念頭に置いた説明となりましたが、他の商材と同じく弊社の主力である粘着ラミネートで仕上げております。
アクリルの他にもPET・PVCにも加工可能です。
※PC(ポリカーボネイト)に関してはガス浮きの検証ができておりません。
PET・PVCならば裁断機によるカットやトムソンやプレスによる打ち抜きも可能です。
基本的なサイズは3×6板(約915×1,830㎜)がベースです。
あとは基材別にシートメーカーの規格に沿う形での製造が可能です。
・PET・PVCならば板厚0.5・0.8・1.0・1.5・2.0・3.0㎜
・アクリルならば板厚1.0・1.5・3.0・4.0・5.0㎜
基本的にグリッターフィルム側には保護フィルムはつきませんが、レーザー加工の場合は和紙アプリケーションを貼った状態での提供は可能です。
レーザーカットによる多彩な表現
最大の特徴であるレーザーカットが可能です。
昨今ご依頼が増えている各種アクリルグッズ制作に最適な素材と言えます。
また、シール・ステッカーの世界では古くからおなじみであった切り文字なんかにも持ってこいです。
デモンストレーションで切り文字を実際に作ってみました。
3㎜厚の押出アクリル基材です。
下記ギャラリーをクリックしてご覧ください。
印刷適正について
印刷についてはシルクスクリーン印刷をテストしてみました。
素材がPPですが一般的な1液タイプでも良好な密着が出ております。
文字や絵柄はもちろん、例えば透過性の色でベタ刷りを行えば基本の3色以外の表現も可能となりえます。
主にアクリルをベースにしたレーザーカット、特に切り文字を意識してはおりますが、キラキラ輝く効果はほかにも色んな用途が望めそうです。
signやPOP・ディスプレは勿論の事。
是非ご検討の程、お願い申し上げます。
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