ラミネート+レーザー彫刻+レーザーカット

キーホルダーの加工事例のご紹介です。
今回、シャチをかたどったデザインでした。
シャチなので白と黒のイメージ。
通常ならインクジェットかシルク印刷になりますが、黒のキャストアクリルならレーザー彫刻すれば白の表現もできそう。
事例・経験は乏しいところですが、お客様に提案して彫刻のほうでご注文頂きました。
加工としては、3㎜厚黒色のキャストアクリル板にMP-HC(ハードコートミラー)フィルムを加工。
レーザー加工機械のワークサイズにカットしてから、レーザーで白のイメージを彫刻し、キーホルダーの穴と外径をレーザーでカットしました。

苦労した点

キャストアクリルの彫刻は以前ご紹介したコースターの事例にて経験しておりました。
但し、コースターの際は透明アクリルと青色アクリルでした。
どちらも彫刻の白色は比較的クリアに表現できました。
今回の黒ベースの場合、やはり生地本来の色から白というかグレーの発色になりました。
白をしっかり表現したい場合は、実際印刷のほうが良かったのかもしれません。
ただ、レーザーだと彫刻とカットを同じ工程で行います。
当然シルク印刷のような版代も不要ですしインクジェットよりも柄を表現するコストは抑えられる利点があります。
また、位置ズレの心配もありません。

そして当たり前ですが弊社最大のセールスポイントであるフィルム加工が大いに生きる加工方でもあります。
通常、ミラーでキャラクター印刷のキーホルダーを作るとなると、ミラー板と黒基材のアクリルをそれぞれ貼り合わせる必要があります。
それがミラーフィルム貼りだと3㎜の色板1枚あれば簡単にミラーベースの色板生地が出来ます。


データ入稿の注意

基本的に入稿データはイラストレータ(ai)にてお願いいたします。
文字はアウトライン、彫刻の場合は白黒反転のデータが必要です。
また、カットラインはクローズドパスでお願いいたします。