はじめに

弊社ではミラー、ヘアラインの他にプリズム効果で光りを虹色に反射させるホログラムフィルムをラミネート加工したホログラムプレートを手掛けております。
その柄も豊富にありまして、現在12柄を標準在庫対応としてご紹介しております。
この度、ご検討頂いているお客様より「継ぎ目のような線がある。」とのご指摘を受けました。
これはフィルム由来のものでもともと存在するものでした。
ただし、きっちり丁寧な説明が抜けていたからこそのご指摘でもあります。
これを受け、今回より丁寧かつ分りやすい説明を心掛け、記事に残そうと思います。
また、製品紹介ページにも継ぎ目について詳細に記述してみました。

ホログラムプレートの商品ページはこちら。

版の継ぎ目

弊社で採用しているホログラムフィルムは、お買い得な海外輸入品を採用しております。
但し、コストメリットがある反面、どうしても解消できない欠点もございます。
それは掲題の通り継ぎ目が入るという事です。
ホログラムフィルムの製造の際には、その柄のパターンに沿った版を使います。
弊社が採用しているフィルム製造メーカーでは、約400×600㎜の版になります。
その版の大きさごとに継ぎ目がどうしてもできてしまう訳です。
柄によって(ドットなどの目が細かいもの)については継ぎ目が目立ちにくいものもあります。
しかし、格子目やパターン化された柄では、くっきり線となって目立ってしまう場合があります。

写真はHP-14(モザイク柄)を3×6原板のサイズで加工したものです。
ご覧の通り、赤枠の部分が400×600㎜の版サイズという事になります。

まとめ

非常に手前勝手ではありますが、この版の継ぎ目に関しては避けられないものであるのが実情であります。
お客様には大変申し訳ございませんが、この様な継ぎ目があるものとしてご理解頂いた上でのご検討をお願い致します。
写真をご覧いただいた通り、原板に対してこの継ぎ目はランダムに入ってしまいます。
裁断や打ち抜きで比較的大きなサイズに関してはどうしても影響を受けてしまいます。
ごくごく小さいサイズに関してのみ、選別等の対応は考えますが、基本的に継ぎ目を避ける事は困難であるとお考えください。