はじめに

今回の事例ですが、以前印刷もののレーザーカット事例という記事を公開しましたが、その時と同じ製造業仲間からの依頼事例となります。
弊社がタマムシアクリルに対してUVインクジェット印刷を依頼した際、逆に素材の魅力に興味を持たれたのがきっかけ。
その製造業仲間がスタッフとして参加しているアーティストのイベントグッズに採用したいとの旨でした。
逆に弊社からもブログ事例としての掲載許可をお願いしたところ、アーティスト様含め快諾していただいたのでこの度事例としてご紹介させて頂きます。

きっかけはフィルム面への印刷

本件とは別件でタマムシフィルムのフィルム側へフルカラー印刷の要望がありました。
これまで弊社の客先で独自に印刷されるケースが多かったんですが、印刷を含めての請負という事で前出の製造業仲間にお願いする事に。
フィルム自体はPETなので問題ないかと思いましたが、インクジェット機器やインクとの相性もありますので一度確かめてみる事に。
クロスカット法での密着も検証した結果、フィルム面には下処理(アンカーコート)をすれば問題なく印刷できることが分かりました。

今回はレーザーカットから

前回はアクリル板に印刷をしてからのレーザーカットでしたが、初めてだった事もあり微妙な位置ズレも少なからずだしてしまいました。
数に余裕もない事ですので、今回はレーザーでカットしてから印刷という事でした。
その為、カット時点ではどんなデザインでどんな風に使われるかは全くわかっていない状態になります。

イベント物販グッズ

今回はHP-TM(タマムシフィルム)で印刷適正抜群なMS素材であるディアライトMSの3㎜厚をベースにしたグッズ制作事例です。
前出のように先にレーザーカットする訳ですが、両面に印刷するという事で基材側は印刷適正抜群で尚且つ弊社的には比較的安価で調達可能なディアライトMSを基材として選定。
樹脂側はもちろんアンカーなしでも印刷の密着は良好です。
そして裏面はこちらも前出で検証した通り、フィルム面にアンカー処理をしてから印刷という流れです。
そして出来上がって送られてきた商品写真がこちら。

写真とともにタマムシ柄を写真に写す難しさの感想が添えられておりました。
確かに光の加減や透過した下地の影響でタマムシのごとく色んな色合いを醸し出すので、静止画で正しい印象は正直伝わらないかもしれません。
やはり動画が一番だという共通認識にはなりました。
ただ、この写真一枚では片面だけしか分かりません。
後日、このグッズをとあるイベントでリアル展示しているのを直接見に行く事が出来ました。
少々画質粗くなりますが、裏面の様子も納めたのでご覧ください。

格闘歌というイベント

今回のグッズは”ゆしんさん”というシンガーソングライターさんが主宰しているイベント「格闘歌」の物販グッズだという事でした。
製造業仲間が元々音楽好きでこのゆしんさんをサポートする「チームゆしん」に参加しているご縁から今回のご依頼となりました。
ですので、今回のこのグッズは表面にイベントタイトルの「格闘歌」・裏面には主催者のゆしんさんの銘が入ったものでした。
御依頼頂いた上、Web等の掲載を快諾下さり誠に有難うございました。