炭酸系飲料向けの販促ディスプレイ?
今回はWebサイトから新規でご依頼頂いたアクリルディスプレイ素材の事例です。
お客様からはホログラムHP-13(バブル柄)のご指名でした。
厚みは3㎜厚の押出アクリルが基材。
大きな正円形状のディスプレイ素材との事で、最終的には420Φという形状に落ち着きつきました。
ちなみにこのHP-13という柄ですが、バブル柄と紹介しております。
見たまんまにはなりますが、バブル(泡)のように細かいリングが幾重にも重なって見えるイメージです。
実は具体的な用途までは伺っておりませんが、今回のお客様が食品・飲料等の輸入販売を主な事業とされておられました。
品目の中にワイン等も含まれておりましたので、勝手ながら「シャンパンなどのスパークリング系や今流行の炭酸水等の泡をイメージさせる飲料向けの販促ディスプレイになるのでは?」と想像してこの記事を書いております。
レーザーカットでの最大(正円)
サイズについて最終的に420Φという形状で落ち着いたと書きましたが、実はもう少し大きいサイズを希望されておりました。
しかし、弊社のレーザー加工機はワークエリアが432×726㎜です。
これは加工可能最大サイズではありません。
機械にセット可能な素材・生地の最大です。
実際にはそこから切り出すのでいわゆる抜き代が必要なわけで、それを差し引いたら正円の場合が最大が420Φになるという事です。
もちろんこれ以上の大きさについても外注・外部協力工場様の力を借りれば可能な場合もあります。
今回はたまたま弊社の設備では「ギリギリ出来ない」サイズでしたが、お客様にその旨をお伝えした上でサイズダウンを承諾頂いて内省加工での納品となりました。
ちなみに写真ではホログラムフィルム面の上から弱粘着の和紙アプリ(マスキング)を貼ってます。
勿論フィルムの保護にもなりますが、一番はレーザー加工時の煤汚れ対策と加工仕上がりの為です。
紙が煙に含まれる煤を吸着し本体が汚れるのを防ぐ効果があります。
また、レーザーの熱を逃がす効果があり、断面がなめらかになり抜きバリなどを起こし難くなる効果もあります。
弊社ではレーザー加工の場合はこの和紙アプリを標準で加工対応しております。
この和紙を加工後剥がした状態でお届けいたしました。
勿論保護紙代わりに貼った状態でも発送は可能ですが、標準的な保護マスキングより粘着が若干強いので剥離の際は少しコツが必要になります。